2025年5月初旬、とある休日のお昼どきのことだ。
昼食は何かテイクアウトにしようかと私達夫婦は話していた。
私が妻に提案したのは餃子の王将。
「いいね」とのことだったので早速行きつけの王将へ。
今回はそんなごくありふれた休日に起こったある出来事について。
焼きそばの麺がリニューアル
私達は王将の焼きそば(醤油味)が大好きだ。
自宅へ持ち帰りほくほく顔で箸を割り、麺を頬張った。
一口食べたそのときだった。
麺が…いつもと違う。
思わず互いの顔を見合わせる。
「あれ?!何か間違えた?」
それくらいの衝撃。
どうやら公式HPを調べてみると4月下旬から焼きそばの麺を変更するとのことだった。
実食レビュー
前の方がよかった。
正直なところそれが私達の結論だった。
人間は変化を嫌う生き物であり、本能的に現状維持バイアスというものが働く。

クルマでもモデルチェンジが実施される度に「前の方がよかった」という声は各所で聞かれる。
そんなことは私にも経験があり1度や2度ではない。
しかし今回の王将焼きそばの麺変更に関してはホントに前の方が良かった。
好みは人それぞれなので、リニューアル前の方が私との相性が良かったというのが適切な表現かもしれない。
理由
2つある。
1つ目は麺が短く変更されており、”すする”楽しみが減ってしまったこと。
欧州でのマナーはさておき、やはり麺類はズルズルと音を立てて”すする”のが我々日本人にとっては楽しい食べ方だろう。
しかし今回の変更でまるでチャンポン麵のように短くなっていたのだ。
2つ目は噛んだときの食感。
“四角”感が強い。
まるで”四角”を食べている感じだ。
もちもち感とか食べ応えなんかより、まず”四角”が先に飛び込んでくる。
歯ざわりが悪く不快感がずっと残る。
これらの変化は一口食べた段階ですぐに気が付いた。
「おっ!」という発見ではなく、「えっ?!」という何だかエラーを見つけてしまったような感覚だった。
公式の案内

4月12日より麺をリニューアル!! | お知らせ | 餃子の王将
王将の真意
2024年に王将では主力である餃子のリニューアルを実施した。
これには私は大満足であり、更なる高みを目指し屋台骨に手を入れるという貪欲な姿勢には感動したものだ。
そのため今回の焼きそばの麺リニューアルは本当に王将が目指したものなのか?

もしかしたら私の食べ方に問題があるのではないか?
思えば店から持ち帰り30分は経過していた。
まだ温かったのでレンジで加熱せず頂いた。
それか?!
店で出来立ての料理を食べれば真意を確認できるのでは?
そう考えた私は早速店へ訪問し食べ比べることにした。
店での実食
思っていたほど悪くはない。
というか、リニューアル前と相違ないレベル。
出来立て+活気のある店内というバフが効いていたとしても満足できる内容だ。

食べたときの食感はテイクアウト時ほど”四角”感はないし、食べ応えアップを狙ったと言われれば理解できる。
麺の長さも適正で”すする”を楽しむこともできる。

リニューアルして前と同等という評価は些か残念な気もするが少し安心した。
私が愛した焼きそばは完全消滅していなかったのだ。
まとめ
今回は同一店舗でテイクアウトと店内飲食で食べ比べを行った。
今後リピートするか否かなのだが
・店ではあり。
・持ち帰りは、、、食べるまでの所要時間しだい。

それにしてもテイクアウトと店内飲食でこれほど差が生じるとは思わなかった。
チェーン店なので作り手の調理技術や使用食材にそこまでバラつきがあると思えない。
そうなると単純にリニューアル後の麺が時間経過による影響を受けやすい繊細な食材ということか。
まだリニューアル後の王将焼きそばを食べていないというユーザー各位の参考になれば幸いだ。
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