行列のできる飲食店は数多くある。
ある人は圧倒的安さを求め
ある人は想像を絶するボリュームを求め
ある人は承認欲求を満たすため、限りある人生の時間を消費する。
でもその中で心から応援したいと思える店はどのくらいあるだろうか。
今回は人生の残り時間を使ってもぜひ通いたいと思えるラーメン店について。
店舗紹介
ラーメン どんとこい家

早朝4時オープン
開店の30分前から待ちきれないお客さんが列を作る。
下の画像は店でよく出るという昼メシセット。

ラーメンにはチャーシュー2枚と味玉がデフォルトで乗る。
半ライスもついて1000円という良心価格。
当然、味も申し分ない。
朝ラー客をメインターゲットにしているゆえか非常にまろやかなスープが特徴だ。

しっかりとコクのある味なのに優しい。
朝からでもスッと食べられるのが驚き。
このスープは鶏・豚ガラの数種類を長時間炊いて作られる。
非常に手間がかかる分、旨味が凝縮され角の取れたまろやかな味に仕上がるのだ。
本当の魅力
人気の秘訣は鶏ガラでも豚ガラでもなく、店主と店舗スタッフの人柄にあると私は確信している。
下はある日のXに投稿されたポスト

まだ夜中ともいえる時間から行列ができるため声が響くのだろう。
近隣住民から苦情がでているらしい。
飲み明かしたあと〆の一杯で訪れる客もいる。
酒が入り、うまいラーメンが食べられるとなればテンションも上がるだろう。

分かる、その気持ちはよく分かる。
でもそうじゃない人からすると迷惑行為でしかないんだな。
ポストに書かれた文章で注目したのが
「店側の管理不足もある」という一文
何気ない言葉かもしれないが、なかなか言えることではない。
状況を考えず騒ぐ輩など店にとっては不利益をもたらすダニでしかない。
出禁にしてもいいくらいだ。
たしかに悪いのは騒ぐ客。
でも自分達にできることはないだろうか?
皆が喜んでくれるために何かできることはないか?

そういった姿勢を切に感じたんだ。
きっと私以外にもそんな気持ちになった人は多いはず。
人はなかなか変われない。
他責思考の人はいつまでも他人を責め続けるし、自責思考の人は常に成長し続ける。
自分もこうなりたい。
そういう店主の人柄が重力となって多くのファンを惹きつけているのだ。
好みはそれぞれだが、、、
以前住んでいた街の最寄り駅から徒歩2分くらいのラーメン屋。
その店の目玉はラーメンの鬼と呼ばれる人がプロデュースしたラーメンだった。
オープン直後から話題となりテレビでも取り上げられていた。
わざわざ遠方から訪れ食後に涙を流しながら手を合わせるファンの姿。
さぞ良い店なのだろうと思い訪れたが、1度行ったきりでそれ以降は訪問していない。
期待値が高すぎたせいもあるが、味も接客も心に響かなかった。
店が客を決める。
味に文句があるなら食べるな。
イヤなら来るな。
そういう姿勢に魅力を感じるという人がいるのもまた事実。
価値観は人それぞれなのだから。
誰かのために
飲食店はサービス業でもあると言っていい。
特に最近では冷凍技術の発達により本格コース料理ですら自宅で食べられるようになった。
そうなると飲食店の明暗を分けるのは結局のところ、人。

誰かのために頑張っている人はピンチのとき、必ず誰かが助けてくれる。
一方、自分のことしか考えない人は同じく自分のことしか考えない人に淘汰される。
心から応援したいと思う店の魅力は単に味がいいとか安いとか、エモいとかではないのだ。
一部引用:
深夜3時半に行列→朝4時開店!僅か6席で244杯を売り捌く最強朝ラーメン屋丨Japanese Ramen Food – YouTube
店舗詳細
ラーメン どんとこい家
住所 〒240-0065 神奈川県横浜市保土ケ谷区和田1丁目11−25
TEL 045-341-8282
定休日 日曜、月曜(臨時休業はXでお知らせ)
どんとこい家【朝4時OPEN】(@don888koi)さん / X
営業時間 4:00〜13:30(ラストオーダー13:15)
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