【クルマから学ぶ】付加価値をつくり続けることの重要性。

クルマ

タイトル画像引用:トヨタ アクア | デザイン | トヨタ自動車WEBサイト

 

マイナーチェンジで顔面が変わったトヨタ・アクア。

SNS上では買いもしない人たちの間で大いに盛り上がっている。

私も「買わない」ではなく「買えない」側の人間だ。

でもクルマが好きなので参考としてメーカーのHPを見てみることにした。

今回はクルマから学んだ付加価値の在り方について。

参考文献

このオムライスに、付加価値をつけてください[著: 柿内尚文 ]

  

新しい価値を作り出す

先述した通り私はクルマ好きなのだが、かなりの偏食家だ。

興味があるのは専ら運動性能にステータスを振ったものが多い。

エンジンがどうだの、駆動システムがどうだの、足回りはどうだの。

昨今のトレンドである低燃費、実用性に重きを置いたクルマにそれほど関心はない。

なのでトヨタ・アクアのHPなんて見たことがない。

で、実際に閲覧してびっくり。

各種自動パーキングシステム、歩行者検知機能、車線はみ出しアラート機能などなどサポートシステム満載。

しかも自分が思っていた以上に精度も上がっているようだ。

えっ!?今ってこんなに進歩してるの!?

発進遅れ告知機能なんて、信号待ちでスマホ見ながら股間を触っている人達にクリティカルヒットじゃないか!

引用:トヨタ アクア | 安全性能 | トヨタ自動車WEBサイト

高級ホテル並みの至れり尽くせりのサポートの数々に驚愕した。

一方で、SNSを見ると「そんなものはいらん!」という声も聞かれる。

しかし鼻息立てて声を荒げるのは石器時代を生きた一部のオタクだけだ。

大抵の人にとっては「便利ならいいじゃん」、、、なんだよ。

トイレのウォシュレットも洗濯機の自動洗剤投入システムも初めて知ったときは

「そんなのいる?」

って正直思った。

同じことを思ったという人は他にもいるだろう。

だって自分のケツくらい自分でふけや。だし

洗剤の量くらい自分で測れや。じゃない?

でも、もうそれら無しだと不便だなと感じるようになっている。

付加価値をつけるとは新しい価値感を作ることでもあるんだ。

付加価値と不要価値

クルマに便利機能をつけるから運転がヘタなバカが増える。

とクルマ好きの某タレントが言っていた。

まぁ確かにその通り。

しかし実際に騒ぐのはそのコメントにあやかってお祭り騒ぎしたい連中だけだ。

メーカー側はそんな雑音、屁とも思っておらんよ。

じゃあクルマリテラシーを高める取り組みとして、、、

パワステ廃止、ブレーキブースターも廃止、ATなんぞもちろん廃止。

インジェクションもセルモーターもぜーんぶ廃止。

自分でクランク手漕ぎしてエンジンかけてね!

ってなったらどうよ?

一部界隈の人達は歓喜に沸くだろうが、まぁ大体の人が青ざめると思う。

特定の人には付加価値かもしれないが多くの人にとっては有難迷惑な不要価値ということだ。

「いやいや、そうじゃなくて、、、俺たちが青春を生きた時代のスペックでいいんよ!MTで!FRで!新車乗り出し300万以下で!でもナメられないような!!」

あんたたちの生きた時代でいつよ?

何でそれを基準にクルマ作らないかんのよ。

まぁクルマに限らず多くの製造メーカーが似たような考えだと思う。

今からガラケー作ってスマホシェアに割り込む気なんてないでしょうよ。

付加価値を作り続ける重要性

トヨタは自動車メーカーだ。

クルマを作って世の中に提供しているメーカー。

そんなことはクルマに興味が無い人だって知っている。

でもトヨタが本当に作って提供しているのは付加価値。

クルマはそれがカタチになったに過ぎない。

どうして売れないんだろう?

ではなく、

どうした売れるのか?

というモノを売る本質を理解している。

だからいろんなアイデアが出てくるし、それをカタチにする力もある。

例えば田舎のコンビニに設置されている虫よけのようなライト。

引用:トヨタ ヴォクシー | カスタマイズカー | MODELLISTA AERO PARTS SET | トヨタ自動車WEBサイト

好き嫌いはさておき、自分の部下がこんな企画書をもってきたら鼻で笑って突き返すって。

でも実際に装着して走っている車両を見たことがある。

買う人は付加価値を見出してわざわざお金を払っているんだ。

クルマ好きによるクルマ好きのためのクルマ会社ではなく、世の中に付加価値を提供し続けるトヨタ。

トヨタを始め必要とされる企業はみんな付加価値を提供し続けている。

企業とは結局のところ人の集まりだ。

だから付加価値を作れる人達はどんどん成長するし人生も楽しくなる。

自分も付加価値を提供し続けるようになりたいと思った次第です。

参考文献

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