エンジンオイルは人間でいう血液。
クルマのエンジンを心臓に例えたよく出来た表現だと思う。
1955年創刊のモーターマガジンではオイルはクルマのビタミンと記されていた。
まだ自動車が一般普及し始めたころは血液よりビタミンの方がしっくりきていたのかもしれない。

さて今回は愛車メガーヌのエンジンオイル交換について
店舗紹介
作業はプロショップにお願いした。
横浜市瀬谷区にあるイシカワエンジニアリングというお店。

アウディやVW、MINIを得意とするショップだ。
こちらでは以前アイバッハスプリングの交換作業をお願いし、そのときの対応が素晴らしく良かったのでエンジンオイルの交換も依頼することにした。

接客対応
イシカワエンジニアリングの主な顧客はアウディやVWユーザー。
一方で愛車のメガーヌはフランス車。
ブランドイメージやクルマ作りに対する姿勢、はたまたお国柄や文化など結構毛色が違う点があると思う。
特に輸入車オーナーはその国のカルチャーも含めてこだわりを持っている人が多い。

メガーヌで訪問しても大丈夫だろうか?
ちょっとビビりながら事前に作業可否の確認をすると快諾してくれた。
ただしオイルエレメントは常時在庫していないので取り寄せになるとのことだった。
メールでのやり取りだったので返信に若干のタイムラグはあったが明確な応対だったのが好印象。
エンジンオイル選び
見積りで提案されたオイルはMOTUL 8100 X-CESS 5W-40

MOTUL 8100 X-CESS 5W-40 – Motul
MOTULって確かフランスのオイルメーカーだったな。
うん、いいんじゃないか。
「RN0710に適合しているオイルを提案します」とのことだった。
ん?RN0710ってなんだ?
調べてみるとルノーが設定しているオイルの品質に対する規格。
エンジンオイルには規格というものが存在する。
それっぽい油だったらなんでもいいわけではない。
オイル規格の中にACEA規格というものがあり、主にヨーロッパ圏で採用されているオイル規格。
そしてRN0710はACEAよりも更に厳しい規格だ。
油温を145℃に設定し、5,050rpmで75時間エンジンを回すエンジンベンチ試験などがある。
引用:dealer.renault.jp/renault_atsugi/diary/サービスメニュー③
実際にそういう状況があるかはさておき、過酷な条件でも品質確認をしている証明なのだ。
メインで取り扱っている車種ではないのにキチンと提案してくれるのがうれしい。
店内の雰囲気
作業の間は店内で待たせてもらった。
大変よい印象だったのでそちらの様子も紹介したい。

ショールームはほこり一つない。
とてもきっちりしている。

壁際にズラッとならんだアルミホイールは眺めているだけで何だかわくわくする。

ショーケースに陳列された商品の数々。
一部の商品は実際に手で触れて確認することができる。
この実物を見るという行為はとても大事だと思っている。
ネットショッピングの発達により昨今では実物を見ずに購入する機会は多い。

特にクルマの部品は装着してしまえば手で触ることなんてほとんどない。
更にパーツ単体を触ったところで実力を把握することなんてできないだろう。
でも見ているだけでワクワクするという気持ちを店側が理解していて、それらを提供することも店の魅力だと分かっているのだ。
安心して任せられる
クルマ好きにとって愛車は家族も同然だ。
多くの時間を共にしクルマという機械との間に深い絆がうまれる。

何事も信頼関係は大事なのだがそれは一朝一夕で築けるものではない。
丁寧な接客にしかり、整理整頓が行き届いた店内にしかり。
地道な積み上げこそが信頼を生む。
この店なら安心して愛車を任せられる。
そんな店を私は今後も応援し続けたい。
店舗詳細
<社名> 有限会社 イシカワエンジニアリング
<所在> 〒246-0001 神奈川県横浜市瀬谷区卸本町2162-10
<TEL> 045-442-8777
<HP> http://ishikawa-engineering.com
<営業時間> 10:00~18:00
<定休日> 毎週 水曜日 / 隔週 日曜日、月曜日
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