人生はフリーシナリオ。
進学、就職、結婚などなど。
数あるイベントをどう進めようかは個人の自由だ。
その中でも不動産の売却というのは金額も大きく、失敗したくないイベントの一つだろう。
今回は自宅マンションを満足のいく価格で売却できたという実話を綴った。
次のような方にオススメの記事だ。
・自宅マンションの売却を検討しているが何から始めたらよいか分からない。
・大切な資産なので安心して任せられる業者と取引を進めたい。
・売り急いではいないが満足のいく価格で売却したい。
具体的な流れ
以下は私がマンションを売却した際の流れをおおまかに記したものだ。

仲介業者を探し始めてから引き渡しまで9ヶ月かかっていることになる。
私は他にマンション売買を経験したことがないので他ケースとの比較はできない。
しかし思っていたよりスムースに事が運んだという印象だった。
何より仲介業者が大事
もしあなたがマンションを売却したいとなった場合、街角でいきなり他人に声をかけることはないと思う。
買う側にしてもそうだ。
そのため売りたいという人と買いたいという人の間を取り持つ仲介業者というものが存在する。
不動産は高額な取引となるし、無事売却できて手離れするまでは仲介業者と何度もやり取りをする必要がある。
だからまず何より信頼できる仲介業者を探すのが大切だ。
私が依頼したのは「三井のリハウス」

他にも2社打診をして計3社でコンペを行った。
名前は伏せるがS社とM社だ。
そのなかでも「三井のリハウス」に決めた理由、、、
それは担当営業マンの心象が一番よかったというのが決め手だった。
仲介業者の規模が同等であればサービスの内容にそれほど大差はない。
売買が成立した際に発生する仲介手数料というのは法律で定められているので変わらない。
仲介手数料の割引が適用されることもあるがその率も大体横並びだ。

そうなると決め手となるのは、、、やはり人。
担当営業マンの心象で判断するのがよいだろう。
業者としても他社との比べていかに付加価値をつけるかは営業力が勝負。
どこよりも早く査定に訪問し、どこよりも誠意のある態度で接し、どこよりも的確な提案ができるか。
これにかかっているのだ。
先述の通り相場価格というのは大体決まっている。
相場価格3000万の物件を「当社なら5000万で販売する自信があります!」と豪語する業者は逆に注意したほうがいいだろう。
じっくりと腰を据える
仲介業者が見つかったら媒体契約というものを結ぶ。

仲介業者は売主と買主の間を取り持つ役割であり、その業者があなたの不動産を買い取るわけではない。
物件を自社HPやレインズなどの不動産サイトに掲載して購入者を募集する。
問い合わせがあれば接客対応するといった業務を行ってもらうために結ぶ契約だ。
一定期間ごとの更新になるが途中で解約して他の業者に切り替えるということも可能だ。
契約時や途中で解約した場合に発生する費用の有無は事前に確認しておこう。
価格はブレずに
少しでも高く売りたいというのは人のサガ。
相場価格というのは存在するが不動産の価格はあってないようなもの。
以前読んだ書籍にそう記してあった。
しかしそれでも適正価格というのは存在する。
世の中が狂っていたバブル時代ならともかく3000万の相場物件が5000万や1億で売却できるわけがない。

かといって売り急いでしまうのも考えものだ。
一方、市場動向が活発な時期に売りに出すのであれば強気の価格で設定するのも一つの手段。
しかし結局すぐ下がるだろうと手の内を見透かされては意味はない。
買い手側に別の仲介業者がついている場合、「大体これくらいが相場じゃないですかね」くらいのアドバイスはしているはずだ。
なので販売価格は慎重かつブレずに設定したい。
このあたりは仲介業者としっかりと話をしておくことが重要だ。

内見対応
内見希望があったらまだ住んでいるという場合でも可能な限り対応することをオススメする。
繰り返しになるが不動産は高額な買い物である。
あなたが買い手なら間取り・設備・陽当たりなどを実際に見てチェックしたいはずだ。
華美にもてなす必要はないが誠実な応対ができるかで心象はかなり変わってくる。
人と話すのはちょっと苦手、、、という人もいるだろう。
この場合も接客や物件の説明などは仲介業者にお任せして、顔見せの立ち合いのみという姿勢でも問題ない。

でも、あいさつと笑顔は忘れずにね。
引き渡し準備
売却する物件がすでに空き家になっているという場合、いつ内覧希望があっても対応できるようハウスクリーニングしておこう。
私が今回契約した「三井のリハウス」では引き渡し前のハウスクリーニングは売主により実施するよう定められていた。
いくらキレイに使っていても汚れは必ず発生するし、特に洗面台や浴室の水垢などは頑固にこびりついていることが多い。

仲介業者と提携している専門業者に依頼する場合は自分で探さなくても大丈夫だ。
私の場合は2LDK+バルコニー(約62m2)の規模で104,500(税込)だった。
旅立ちの日
登記簿謄本の所有者移転などの諸手続きが必要になる。
これらも仲介業者が司法書士と連携を取ってくれる。
自身の所有物なのに全部他人にお任せという姿勢は好ましくないが、特別考えるようなことはない。
どんな内容なのか、なぜ必要なのかくらいを把握できていれば売買については問題ないだろう。
売主と買主それぞれで必要な手続きが完了したらいよいよ物件引き渡しだ。
仲介業者と買主にお礼を言って部屋の鍵を新しいオーナーへ渡す。
ホッと胸をなでおろした瞬間だった。
無事に売却できて御の字。
結局は人
ここまでざっと駆け足で実体験を綴った。
結論として言えることは、、、
良い仲介業者には良い客がつく。
特別な駆け引きとかテクニックとかは必要ない。
信頼のできる仲介業者を見つけて、適正な価格で、的確な対応をしていれば買い手は見つかる。
というのが実際に経験した感想だ。
詳細は伏せるが今回売却した物件について
・築2019年
・7階建ての3F
・2LDK 約55m2 (バルコニー含め約62m2)
・最寄り駅(JR)からフラットアプローチで徒歩6分
・東南向き
・徒歩2分圏内にスーパー、ドラッグストア、100円ショップ、区役所あり。
売却したのが2024年なので築浅の部類になると思う。
先に特別なテクニックはないと述べたがあくまで本件に限った話。
これが地方の古民家の場合だと話は変わってくるだろう。
私は不動産の専門家ではないし、経験もないのでそちらについて詳細な話をすることはできない。
本記事は実体験を元にした1つの読み物として頂ければ幸いだ。
以上、【実話】不動産を満足のいく形で売却できたお話。
もしこの記事を読んで関心をもったという方は、まずは仲介業者探しの1歩を踏み出してみてはいかがだろうか。
待っていても誰も授けてはくれない。
新たな扉を開くのは自分の意志に他ならないのだ。
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