【新型プレリュード】実際に見て感じたことを綴る。

クルマ

ホンダ プレリュード

かつてデートカーとして一世を風靡し、惜しまれつつも2001年に生産を終えた2ドアクーペだ。

その名車がおよそ4半世紀ぶりに復活する。

新型車は果たしてどんなトキメキをくれるのだろうか。

実物を見て感じたことを綴っていく。

前奏曲再び

ホンダ プレリュード コンセプトモデルスペック

ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4520mm×1880mm×1355mm

エンジン 2.0L e:HEV(ハイブリッド)

駆動方式 前輪駆動(FF)

感想

とてもキレイなクルマ

感じた想いをありのまま言葉にするとそうなる。

ちなみに美しいとは異なる。

ドイツ系ハイパフォーマンスカーが有する機能美とも違うし、フェラーリのような芸術美とも違う。

この微妙なニュアンスの違いを上手く伝えるのが難しいのだが、プレリュードは初夏の青空のような爽やかでクリーンなイメージなんだ。

新型プレリュードのデザインイメージはグライダー。

グライダーは無動力だが上昇気流をとらえることで数百キロ以上の飛行能力を持つ。

目まぐるしく変化する現代社会においてあがくでもなく、制することでもなくありのままに、、、

そんな想いがカタチになっている。

サイドビュー

グライダーをイメージしたという背景を知った上で見ると、、、確かに。

うまく表現されていると思う。

若い人たちの反応は?

ホンダ公式サイトによると、国や世代を超えてときめいてくれることを狙ったとある。

新型プレリュードに搭載したのは「ときめき」。新たなハイブリッドスポーツカーから生まれる特別な時間 | Honda Stories | Honda 企業情報サイト

とは言え、実際の購買層は40代~60代が中心になってくるだろう。

今回車両が展示されていたのは渋谷駅近くのMIYASHITA PARKの通路。

エリア的に10代~20代の利用者が多い。

だが足を止めて写真を取ったり、細部を確認したりしている人は40代以降と思われる人たちが多かったように思う。

あえて若い世代の反応を見るにはうってつけの場所だったのかもしれない。

一部熱心に足回りを除いている若い子がいて少しうれしかった。

オジサン達はそういう光景見るの好きなんすよ。

ノイズにマケズ

新型車が出るたびに聞かれる雑音。

特に2ドアクーペに対する風当たりはシビアだ。

例えば、、、

こんなの〇〇じゃない。

MTだったら買ったのに。

こんなん売れねーよ。

ターボはどうした?

200万以下なら買う。

こういった声は多方面から聞かれる。

新型プレリュードに関しても外野を通り越して球場外で盛り上がっていることだろう。

発売しなかったらつまらないと言われ、実際に発売したら買わない(正しくは買えない)という。

人の価値観はそれぞれなので好みか否かで意見が分かれるのは致し方無い。

だけど買えないことを買わない理由に転換してその存在自体を否定するのは考えものだ。

こういったノイズに飲み込まれることなく想いをカタチにした人たちには敬意を表する。

想いをカタチに、そしてカタチに想いを込める

時間はかけがえのないものだ。

特に20代という活力に満ちた時期というのは1度きり。

歳を取ってからいくら金を積んでも取り返すことなんてできない。

だから、ハタチ前後の時期を愛車と過ごしたという人にとっては特別な1台だったことだろう。

クルマなんて所詮は機械。

鉄とアルミとプラスチックの塊だ。

だがそのクルマで誰とどこへ行き、どんな時間を過ごしたのか。

それは時を超えて記憶に残り続ける。

クルマには人の想いを宿す力を秘めているのだ。

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