知らない間についてしまった愛車のキズ。
誰の迷惑もかからないし、誰も気にしないのだがオーナーにとっては気になるもの。
今回は簡単かつ失敗せずタッチアップ塗装で修復するやり方について。

失敗しないやり方とは?
何事もそうかもしれないが…
適切な道具とやり方で丁寧にやれば失敗しない。
2mくらい離れて見て、言われなければ気づかないくらいの仕上がりにはなる。
用意するもの
大きく2つ。
クルマのボディカラーと同じカラーのタッチアップ塗料
例えばトヨタのシルバー、日産のブラック。
といっても車種によってわずかな違いがある。
そこで確認するのがその車種のカラーナンバー。
これを調べてカラーナンバーと同じ塗料を用意しよう。
国産車の場合はエンジンルームや運転席、助手席のドアを開けるとコーションプレートがある。

カラーナンバーの調べ方 - ソフト99公式オンラインショップ (soft99shop.com)
今回のルノーメガーヌRSにはコーションプレートがない。
車両購入時に付属する保証書に記載されていた。
オランジュトニック、カラーコード「EQC」。
紛失したら…Google検索かディーラーに尋ねよう…
脱脂材(シリコンオフ)
ホームセンターなどに売っている。
塗装前に油分がついていると弾いてしまい塗料がうまく乗らない。
必ず脱脂しよう。
手順
風の強い日や湿気の多い日は避ける。
塗料が垂れたり、乾燥するまでにホコリがついたりする為だ。
①まず脱脂
キッチンペーパーにシリコンオフを吹きかけて塗装する箇所をなでるように。
あまりゴシゴシする必要はない。
クルマが汚れている場合は洗車ができればベストだが、タッチアップ程度なら塗装する箇所の汚れを軽く落とす程度で大丈夫だ。
②タッチアップペイントをよく振る
大体50回くらいカシャカシャするのが目安だ。
ふたに筆がついているタイプが多いので容器の淵でよく扱く。(=塗料の垂れ防止)
③一度に厚塗りせず、3回くらいに分けて塗る。
塗るというより「チョン、チョン」と塗料を置くような感じで。

画像のように逆さで持つと細かい作業をしやすい。
一度塗り終えたら乾燥させる。
乾いたら再度「チョン、チョン」
メタリックやパールカラーは下塗りと上塗りで塗料が分かれている場合がある。
その場合は下塗り3回→上塗り3回の順で下塗りを終えてから上塗りをしよう。
いかがだろうか。
2mくらい離れて見て言われなければ分からないくらいの仕上がりになった。(近くでしっかり見たら…まぁ分かるかな…)

まとめ
・車種のカラーナンバーと同じ塗料を用意する。
・風の強い日、湿気の多い日は避ける。
・脱脂を必ず行い、3回くらいに分けて塗る。
これを言うと元も子もないが、ぶっちゃけ塗装はプロに任せた方が確実。
板金塗装は意外と高いって思う人もいるがそれだけ手間と技術を要する作業だから。
メタリック・パール系は光の加減で色味が変わるので特に難しい。
私はこれまでバンパー補修やエアロ塗装もDIYしたがそれは自分でやるのが好きだったから。
自分でやってみたいという方はぜひこの記事を参考に挑戦してはいかがだろうか。
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