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「マンガばかり読んでないで勉強しなさい!」
個性や多様性が尊重される現代においてはどうか知らないが、私のような昭和末期世代はマンガ=悪という学校教育を受けて育ってきた。
やってはいけないことほど興味をそそられるし、面白かったりする。
今回は公道レースという非合法でやってはいけないことをテーマにしたマンガ、湾岸ミッドナイトのセリフの中から私が心に刺さったものをその魅力と共にお伝えする。
※ネタバレ注意
ご了承頂ける方のみお進みください。
①原田(Z31)の父

4巻収録 DOG FIGHT①
「無理はするなよ。もしかしたら、まわりはスゴい人達かも知れんが、お前はお前のペースでやっていくしかないんやしナ。」
原田父が原田に対して言ったセリフ。
原田父が息子に対し、気遣いで言っているんだな。
学生の頃初めて読んだときはその程度にしか感じなかった。
20代、自分はなんでもできるとがむしゃらに仕事に取り組んだ。
30代、もっと上を目指さなければ…まわりに追いつけ追い越せで頑張ってきた。
40代になり段々衰え、少し疲れてきたナ…と感じてきた今こそ刺さるセリフ。
②FLATレーシング 黒木(R33 GT-R)

16巻収録 MOST IMPORTANT THING①
「大事なコトは誰も教えてくれない。それは自分でわかっていかなきゃならない」
小さいころは親が。
学生時代は先生がいろいろ教えてくれた。
今、大事なコトは何だろう。
金か、クルマか、不動産か。
結局自分の価値観が分かるのは自分だけなんだと気が付いたセリフ。
③ACE 智也(R32 GT-R)

28巻収録 STANDARD(基準)⑥
「好きなように生きると、好きな事をして生きるは全然違う」
これについて若い頃は全然わからなかったし知ろうともしなかった。
マンガの人物とは言え、二十歳くらいで分かる智也が羨ましく感じる。
20代で自分も気づけていたらもっといろんなものが見えていただろうナ…
④アキオ(S30 悪魔のZ)

28巻収録 POTENTIAL(潜在能力)②
「それは…気持ちを考えるってゆう、あまりにもあたり前のコトじゃないかって…」
「今、何をしていいのか、何をしちゃあいけないのか。教えられないその一番大事なコトを自分で判断していく。自分でわかっていく。あまりにもあたり前のコト」
改めてこのセリフを読んだとき、なんか目頭が熱くなったのを覚えている。
こんなことを意識して生きている人がどれくらいいるのだろう。
非合法な公道レースがテーマの本作であるが、バトルシーン以外のこういう何気ない一言がクリティカルに刺さるのだ。
⑤GarageACE後藤の知人

29巻収録 SELECTION(選択)①
「結局どっちを選んでも人は後悔しちゃうんだよねえ。なら その時の自分の気持ちにちゃんと正直がイイよねえ」
進学や就職、結婚など人は生きていく上で様々な取捨選択をする。
「あのとき、ああしていれば…」そんなことを考えることもあるだろう。
結局ないものねだり。後悔はするんだろう。
改めて、「そうだよな…」と感じたセリフだ。
⑥山下(Z32チューナー)

32巻収録 SYMBIOSIS(共生)⑤
「好きだから寝食も忘れて没頭する仕事と、能力のある者が役割として全力を尽くす仕事。じゃあ どっちが上だろう…て」
更に山下とマコトの会話。
キャバクラでチューン代を稼ぐマコトに対し、山下は尋ねる。
なぜ、キャバクラで働くのか。するとマコトはとりあえずワリのいい仕事だったからと答える。
そのときの山下のセリフ
「キャバに意味はないわけだ…じゃあヤメた方がいいよナ…」
「意味のない労働はただすり減っていくばかりだから…だ。」
生活水準は低いけどやりたいことを仕事にしていた頃の自分と、上場企業に転職し別に好きではないがワリのいい仕事をする今の自分。
どちらが充実しているのか?ただすり減っているだけなのではないか?そんなことを考えさせられるセリフ。
⑦北見(地獄のチューナー)

32巻収録 暫定仕様⑤
「今の自分をちゃんと知ってそれから高みを見ろ。今の低い自分を受け入れるのは弱いコトか…?いや…逆だろう」
最後は北見のセリフ。
何を言うまでもなく直に受け入れられたセリフだった。
特に低い自分を受け入れることは弱いではない。という部分。
自分自身や置かれた環境を受け入れられないと何かうまくいかないとき、結局は他人や環境のせいにするだろう。
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まとめ
以上、気になるセリフはあっただろうか?
私は昔からマンガとかゲームとかのセリフに共感したり学ぶことが多かったように思う。
若いころや学生時代にはあまりピンとこなかったセリフも、改めて読んでみると結構深いことを言っているんだなと新しい発見があった。
やはり名作。
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