【書籍紹介】かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方

その他、趣味の話

みなさん、こんにちは。「ぞっぱ」です。

今回は書籍の紹介です。この本を書店で見かけたとき、かくれ繊細さんというワードに強く惹かれました。

私の性格は社交的で行動力があるという一方で、ちょっとしたことに傷つきやすく、臆病という一面もあるなぁと実感していました。

でも、周りもある程度同じだろう。と言い聞かせ、何となく感じている生きづらさを抑え込み生活してきました。

この本と出会い、相反する性格特性をもつ人たちがいることを知ります。

自分だけが変ではない。少し肩の力が抜け、心が軽くなりました。

こんな人におススメです。

・何となく生きづらさを感じている。

・周囲と感覚が違うことにうすうす気づいているが、それが何なのかわからない。

・自分が本当に何を望んでいるのかわからない。

最近ではSNSを通じて、多くの人や価値観に触れることができます。やりたいことで稼いでいる人や毎日を自分らしく生きている人を見て、何かモヤモヤ気持ちになることはないでしょうか。

自分の努力が足りないせいだ…と感じいろいろ頑張ってはいるけど、やりたいことがわからなくなっていることはないでしょうか。

もしかしたら、あなたは「かくれ繊細さん」かもしれません。この本では、かくれ繊細さんの性格特性や秘めたる才能、活躍するコツを知ることができます。

著者について

時田ひさ子:HSS型HSP専門心理カウンセラー

繊細で凹みやすいが同時に好奇心旺盛で新しいものへの探求欲が旺盛なHSS型HSPへのカウンセリングを、年間1300時間実施。講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上になる。

引用:代表プロフィール

本の概要

かくれ繊細さんとは

本のタイトルにあるかくれ繊細さんとは…HSS型HSPと呼ばれる人たちです。

まず、HSPはHighly Sensitive Person(生まれつき感受性が強く敏感な気質を持った人)を意味します。

その中でも、共感性が高く繊細で傷つきやすい側面(HSP)を、外向性、社交性、積極性、好奇心旺盛さという別の側面(HSS:High Sensation Seeking)によって表面化しないようカバーしている人たちです。(引用:かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方 P.4)

かくれ繊細さんの特徴を少し挙げると

・まわりの期待に応えたい

・誰かに喜んでもらえるなら、自分の気持ちは抑え込む

・9の長所より1の短所にクヨクヨしやすい

HSP特性を持った人たちは人口の約20%。HSS型HSPに該当する割合は人口の約6%と言われています。社会の機能は残り80%の非HSP向けに作られているので、生きづらいと感じるのも頷けます。

では、かくれ繊細さんは非HSPになれるのか?残念ながら生まれながらの特性であるため、変わることはできないと著者は言います。

じゃあ、生きづらさを抱えたまま生活するしかないのか…そんなことはありません。本書ではかくれ繊細さんの才能、そしてやりたいことの見つけ方について記されています。

かくれ繊細さんの才能

本書ではかくれ繊細さんの才能が10個記されています。その中から私が1番共感できたものを紹介します。

気遣い・相手に合わせる才能

気遣いとは、一般的には「やさしさ」や「配慮」という意味ですが、かくれ繊細さんにとっての「気遣い」は単純なやさしさや配慮の範疇にはおさまっていないように見えます。

・「相手に質問するとき、チンプンカンプンな質問をして相手の気分を損なわないように、納得したフリをしてから質問している」

人より早く気づく、人が気づかないことにも気づく、先読みして相手が気分を害さないように調整する、気を遣っていることを相手に気づかせないように”さりげなくふるまう”ことまで含んだ気遣いであることが、特に特徴的です。(引用:かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方 P.84~86)

私の父は感情がすぐ顔に出るタイプでした。私は不機嫌な父の表情を見るのが辛かった。その為、幼い頃の私は父の気分を害さないよう、感情を先読みしていたのを覚えています。

そんな環境を悪く思うこともありましたが、「これも才能のひとつかも」と認めることで少し気持ちが楽になりました。心地よく生きる可能性が広がったようにも感じます。

かくれ繊細さんが才能を発揮して活躍するコツ

才能を発揮して活躍するために知っておくべきことが3つあると著者は言います。本書の中から一部を抜粋して紹介します。

①環境を整える

かくれ繊細さんが力を発揮するためには、小さなところから環境を整えていくことが大切です。かくれ繊細さんはとても緊張しやすく、肩に力が入りやすいからです。小川をまたぐような簡単なことの積み重ねをすることで、自分を調子に乗せることが必要なんですね。

②自分を扱うスキルを身につける

自分に起こる現象の理由を知り、納得していくといいのです。今までなぜかわからなかったことも「なるほど、だから自分はここでこんなに不安になるのか」などのように腑に落ちれば、自分の感情を扱うのがどんどんラクになります。

③特性をふまえたやり方で取り組む

かくれ繊細さんは、独特の感性を持ち合わせているため、一般的なやり方とマッチしないことが多々あります。

あなたに向いた仕事を探すために、これまでのように他者と比べながら考えるのではなく、自分の中を掘り進めて見つけるやり方に変えてみましょう。

かくれ繊細さんにとって天職とは、その職業の仕事すべてを指すのではなく、担っている仕事のうちのある一部を天職と呼ぶのが適切なのかもしれません。そして、仕事の中に天職の要素がどのくらいの割合で含まれているかによって、天職度が決まるといえます。

(引用:かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方 P182~223)

まとめ

私と同じようにHSS型HSP特性を持っていて、それで悩んでいる人には是非読んでほしい1冊です。まずは自分を知ることだけでも心が軽くなります。

また、この記事を読んで自分には当てはまらないけど、そういう人たちがいるんだ…と興味をもって頂けたら、手に取ってみてはいかがでしょうか。

以上、【書籍紹介】かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方 という内容でした。

ではでは。

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