みなさん、こんにちは。「ぞっぱ」です。
今回はMGW社のショートシフターについてご紹介したい。
国内外車種問わず、様々なメーカーからショートシフターなるアイテムは発売されているが
その中でもMGW製品を実際に使用した感想やおススメポイントも交えながら紹介しよう。
MGWシフターを選んだ理由について
以前所有していたC6コルベットで以下のような困りごとがあった。
停車状態から1速に入れて、クラッチを繋いだ際にシフトが弾かれるように「ニュートラル」に戻ってしまうという現象が稀にあった。特に、30分~1時間くらい走行したぐらいによく発生する傾向。
車両は2005年式、走行約70000kmの中古車。
ディーラーに問い合わせても特に明確な原因はつかめずの状態。
常に発生しているわけではなく、走行中には支障がないということから「こんなもんか…」で乗っていた。
ある日、同じくC6のMT仕様に乗る知人に相談したところ、「シフトBOX周りを疑ってみては?」と助言を頂く。調べてみると、シフターを支えるブシュは数年の度に交換を推奨するとのこと。画像は交換前の状態で、赤矢印の部分がブシュである。劣化しシフター自体が斜めに傾いているのが確認できる。
早速新品のブシュに交換。購入はCorvetteCentral。私の拙い英語でも親切に対応してくれるコルベットパーツ専門店である。(尚、現在はポリウレタン製の強化ブシュのみ取り扱いがある模様)
不具合発生のメカニズムについて、私は理解しきれていないのだが、恐らくクラッチを繋いだ際の何かしらの荷重をブシュで逃がしている(支えている)と思われる。しかし、ブシュの経年劣化の影響でその機能が十分に働いていないという推測である。下の画像は、上が新品ブシュで下が装着されていたブシュ。亀裂が入り破損寸前の状態だった。
ブシュ交換後、発進時にニュートラルに戻ってしまうという現象は解消された。
しかし、約2年後(走行距離で約10000km程度)やはり症状は再発した。
私の場合、主に街乗りがほとんどであり、停車~1速発進の頻度が高かったのだと思う。
またブシュを交換すればよいのだが、もっと根本的な解決方法はないものか…そこで見つけたのがMGWシフターであった。
MGWシフターの特徴
前談が長くなってしまったが、同社のシフターの特徴としてシフターBOXごと交換する点である。
他メーカーの中には下画像のようにシフター部分のみを交換するタイプも発売されている。
私の場合、ブシュ部分を解消したかった為、前者のものを選択した。
必要な特殊工具、グリスなどは全て付属されており、さらにメーカーHPに脱着動画が載っている為、作業については3時間ほどで完了。
唯一、ノーマルのシフターBOXを外す際に、ボルトを1本派手にねじ切ってしまったくらいである…
(1本だけやたら高トルクでしまっていて長めのスピンナーで強引に緩めてしまったのです。)
ちょうど同じピッチ、径、長さのボルトがストックであったので代用。こういうところもDIYの醍醐味である(苦笑)
装着後のインプレッション
まず、シフトフィーリングが劇的に変わった。一瞬作業を間違えたかと思うくらい。
具体的には「カッチリ」感が増した。それも半端なく。
信号待ちでも無駄に操作したくなるあの「コキコキ」フィーリングが得られる。
C6のノーマルのシフトフィーリングはやや緩めで、よく言えば「ゆとり」のある操作感なのだが、「ダルく、モッサリ」している。またそこもアメ車のおおらかさとも言えるのだが…
問題の発進時のN戻りは装着後4年(走行距離で約30000km程度)の間、全く発生しなかった。
私と同様の症状でお困りのオーナー、もしくはノーマルのシフトフィーリングに満足できない方にはぜひおススメしたい逸品である。
それでは、また。
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