みなさん、こんにちは。「ぞっぱ」です。
読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞ当サイトをよろしくお願い致します。
さて、2024年は辰年。干支の中で唯一空想上の生物である。カーメーカーのロゴや車種のエンブレムには生物(動物)がモチーフになっているものが多く見受けられる。馬、牛、蛇などである。その中で龍が描かれているものは存在するのか?早速調査することにした。
結論:存在した。「クルマ 龍」と検索しても見込みがなさそうだったので、龍=竜=ドラゴンとやや強引ではあるが、「Car Dragon」で検索した。
ヒットしたのは米国Drako Motorsが生産する、その名も “Drako Dragon”
そのままのネーミングであるが、内容が非常に興味深いものであったので、是非読者各位にも共有したく記事にすることにした。
まずはメーカーについて軽く紹介しておこう。設立は2013年、米国カリフォルニアに本部を置くEVメーカーである。2019年に4人乗りのフルサイズ4ドアスポーツセダン”Drako GTE”を発売した。
それでは同メーカーのエンブレムにご注目。(画像は公式HPより)
そう、これは正にドラゴンである。干支の辰から随分と西欧化されているが先述の通りやや強引だがこのまま進めさせて頂く。
次にクルマを見ていこう。一見、ランボルギーニウルスのようなハイパフォーマンスSUVのようである。(画像は公式HPより)
だが、次の画像をご覧頂きたい。
翼を広げ、今にも羽ばたきそうなフォルムである。形状としては「ガルウイング」に分類されるが、これはもはやドラゴンウイングと名乗ってよいのではなかろうか。
気になるスペックであるが、これがすさまじい。2000hp、0-60MPH加速が1.9秒、最高速度は320kmオーバー。4つのモーターを搭載するEVで車重は約5t。価格は$290,000~と思わず吹き出しそうになる仕様である。正月にこの記事をご覧の方はくれぐれも餅を詰まらせないようご注意頂きたい。
・・・少し盛り上がってしまった。気を取り直していこう。鋭い読者であれば、「2000hpあっても車重が5tもあるのでは、果たしてドライブして楽しいのか。」と思うかもしれない。実は私も同じ考えである。
以前、別記事でZenos cars E10というクルマを紹介した。興味のある方はそちらの記事も是非ご覧頂きたい。
軽量化に徹底してこだわり、走りを楽しむというエッセンスをこれでもかと凝縮した1台である。確かに走りを楽しむクルマ作りに傾注していけば、軽量化が肝となるし人が操れるパワーとのバランスが重要となってくる。
だが、このDragonはEVがただの環境対策車ではない。世間の何かに抗いながらもクルマとしてその可能性を示した1台なのではないかと私は思う。
昨今のEVに関して私は否定派ではないが、かといって推進派でもない。言葉が乱暴であるが、興味があまり無いというのが正直なところである。クルマ好きを自称する割にどこか他人事のように見ていた。 だが、このブログサイトを立ち上げ、まだ自分の知らぬクルマと出会うなかで自身の視野と価値観は拡張できたように思う。
このサイトをきっかけに読者各位とそんな気持ちを共有できれば幸いである。
それではまた。
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