私の妻は物欲がない。
結婚記念日も誕生日も「何かほしいものある?」って聞くと
「なにもいらない。家族で過ごせればそれでいい」という答えが返ってくる。
本人曰く「物より体験することの方が大事だと思っている」だそう。
…それに対し私はどうだ。
クルマが欲しい、酒が飲みたい、旨い飯が食いたい。

物欲の塊ではないか。
特にクルマ欲に関してはマリアナ海溝くらい深い。
今回はそんな煩悩まみれの私の体験談について。
いつかはやってこない
「このクルマ、3年後くらいに○○○万まで下がったら買おっかな♪」
グーネットを見ながらニヤニヤする時間は楽しい。
「あっ、でもいつかは△△にも乗りたいな。」
憧れや目標を持つことはとてもよいことだと思う。

だけどいつかはなかなかやってこない。
自分から1歩を踏み出さないと何も始まらない。
私は以前コルベットC6を所有していた。
紆余曲折あって手に入れた念願の1台だった。

他に優先したいことができたので手放したがコルベットに対する熱は冷めなかった。
いつかまた乗りたいなぁ。
「いつかっていつよ?」
子供が成人したらか?家のローンを返済したらか?定年退職したらか?
いずれにしても10年、20年先である。
そうしているうちに自分はどんどん歳を取り元気でいられる保証もない。
やがてコルベットに対する熱も冷めるかもしれない。
あんなに好きだったクルマに興味がなくなる。
人生においてそれほど残念なことはないだろう。
レンタカーで何が悪い
「あなたの寿命があと1年だとしたら、何をやり遂げたいですか?」
居ても立っても居られなかった私はコルベットをレンタルすることにした。
↓そのときの様子

駆け抜ける1台の赤いスポーツカー
周りから羨望の眼差しを向けられる。
でもよく見ると…「わ」ナンバー
「うわっ!ダサっ!スポーツカーって自分で買ってこそだろー。」
分かる。スゲーよく分かる。自分もそうだったから。
でも乗ってもいないのにアレは××だから…と拾いものの情報だけで自分を納得させていないだろうか。

もし気になっているクルマがあるなら乗れる機会を自分で作ることを強くおすすめしたい。
乗ってみて欲しいと思ったならそれに向けた行動をすればいいし、気に入らなかったのであれば自分の判断基準が増えたということだ。
先にも述べたとおり、いつかなんてなかなかやってこない。
会ったこともない赤の他人から「オレのクルマ乗ってみない?」なんて話はまずありえないのだ。
好き嫌いとは別物
何かを好きであるということは自分だけのものだ。
法や倫理から外れるものでない限り、胸を張って誇りに思っていい。
買える/買えないと好きであることは別。
買えないからあきらめる→興味がなくなる→好きでなくなる
これでは人生を損している。
好きの数だけ人生は豊かになる。
この記事を読んで頂いた全ての人へ
好きなことを好きでいられる人生でありますように…
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