みなさん、こんにちは。「ぞっぱ」です。
皆様はクルマを運転中、愛車の給油口のカバーが突然勝手に開いた経験はあるでしょうか?
恐らく無いでしょう。いや、多分無いと思います…
私は以前乗っていたC6コルベットでそんな珍現象を経験したことがあるのでDIY修理の内容とともにエピソードを記事にしました。
発覚
それは突然起こりました。
夜間運転中にサイドミラーにふと目を移すと何やらヒラヒラと羽ばたくように動くものを確認。
信号待ちで止まった際によーく見るとそれは紛れもなく自分のクルマの給油口カバーでありました。
給油口オープンボタンは運転席足元(膝上)。しかし位置的に膝が当たったとは考えにくい。

ところでC6の給油口位置は運転席後方。
運転席に座ったままでも手を後方に伸ばせば閉めることは可能。
一先ずその場は事なきを得て、後日調べることにしました。

原因
まずカバー開閉のメカニズムとしてはボディ側から伸縮するピンが出ており、カバー側の凹部にはまってロックされる構造。

ピン自体は通常は伸びた状態であり、給油口オープンボタンを押すと縮むようになっている。
一方、カバー自体は開く方法へ効くバネが仕込まれていて、オープンボタンを押すとピンが縮んでカバーが開く仕組み。
この伸縮ピンがうまく機能せず、走行中の衝撃などで勝手に縮んでしまう、アンロックしてしまう。というのが原因でした。
(画像左が不具合品、右が正常な状態)

修理
webで調べてみると、部品交換で修理可能ということが分かり、CorvetteCentralにて購入。
以前の記事でも紹介した、北米のコルベット専門ショップです。
軽く確認しましたが、同ショップでは現在取り扱っていないみたいですね…ちなみに部品名は「Fuel Filler Door Lock Actuator」、GM品番25744292。
他店では取り扱いがあるようなので入手自体は可能です。以下に作業内容を記載しますので、参考になればと…
今回交換する新品部品。

ピン~ケーブル~アクチュエータユニットで構成されています。
アクチュエータユニットはラゲッジルーム内に固定されて、車両側のカプラーと接続されることで運転席スイッチでカバーをアンロックすることができるようになっています。
ジャッキアップ、タイヤを外して、インナーフェンダーを外した状態。
インナーフェンダーはサイドステップ、フェンダー、リアバンパーにクリップ数か所で止まっているのでそれらを外します。

車両後方から給油口(車両前方)を見た状態

車両前方からラゲッジルーム方向を見た状態

ラゲッジルームの内装をめくるとアクチュエータユニットを確認できます。
内装はクリップも何もないので(笑)めくるだけです。
こういう作業者フレンドリーな作り、いいですねぇ。

アクチュエータユニットは固定はナット2個。これらを外し、カプラー接続も外す。

ピン側は六角ナットで固定されている(ボディと挟み込まれている)のでナットを外すと車両からピンを外せる。
後は逆手順で組み付ければ完成。
尚、元々装着されていた部品は輪ゴムで補強されており、前オーナーが部品交換せず応急処置したのではと思われます。

ともあれ走行中に突然開いてしまうトラブルも解消され、これにて一件落着。
それでは、また。
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