【サガオーケストラ2025 東京】生きている音に触れる感動。

<日常と趣味の、ゆるい記録>

2025年6月1日

ついに来たか、このときが。

サガオーケストラ2025東京公演の日だ。

ダメ元で応募して当選し、歓喜に沸いたのは寒さも厳しい1月のことだった。

それから数か月。

今か今かと心待ちにしていた。

私はサガファンを自称しておきながらサガオケは初めてだ。

今回は参加した感想と当日の様子を記事にした。

感想

美しい、、、すべてが。

 

心のままに感じた想いをまずは述べさせて頂く。

 

楽曲がどれも素晴らしいのは既に知っているし、プロの演奏なのだからスゴイに決まっている。

ちなみに私は音楽に関しては「ド」がカンストするくらい素人だ。

歌唱力はジャイアンに匹敵し、演奏力はしずかちゃんと肩を並べる自信がある。

なのでヴァイオリンの演奏がこうだったとか、フルートの音色がどうだったといった表現はできない。

そんな無骨者の自分でも音楽を愛する心はあるんだ。

私はオーケストラを聞くのは初めてだ。

別に嫌いというわけでもないが、機会があれば行ってもいいかな。くらいだった。

そんな他力本願だったからこれまで縁の無い日々を送ってきた。

この日、新たな扉が開かれることになった。

とにかく圧倒される。

かと思えば針の穴に糸を通すかのような緊張感。

そして澄み切った水面をなでるような繊細な旋律。

生きているんだ。

そう、何か巨大な生き物と接しているかのような感覚だった。

雄々しくそして優しく、これまでの人生で体験したことのなかった感動があった。

ダイジェスト

ここからは当日の様子を綴っていく。

注意:ネタバレを含みます。よほどの勇者か狂人のみお進みください。

 

JR山手線原宿駅下車。

会場であるNHKホール方面へ向かう道中で何やらすでに長蛇の列。

一瞬、魔の島を思い出してしまった。

どうやら国立代々木競技場で別のイベントがあって、ほとんどがそっちの客だった。

その先の代々木公園を抜けて会場へ向かう。

公園ではベトナムフェアが千客万来。

「Chữ Quốc ngữ!」

南エスタミルのような活気に満ちていた。

さて余計なエンカウントもせず会場に到着。

ここからはもう戻れない。

10クラウンを握りしめ決戦に挑むのだ。

時刻は13:00前。

開演まで1時間くらいあったのでグッズ販売の列に並ぶことにした。

並んでいる間に周囲を見渡したところ比較的落ち着いた身なりの人が多い。

コスプレをした猛者は見かけなかった。

20分ほど並んで購入したパンフレット。

他にはキーホルダーやオルゴールの設定もあったのだが売り切れ。

せめて並ぶところに何が残っているかの案内があってもよかったと思う。

 

気を取り直して入場の列に並ぶ。

感心したのが整列用の仕切りなどが無くても皆キレイに列を作って並んでいたことだ。

陣形が崩れることの危機感を身をもって知っているサガプレイヤーならではの光景だろう。

15分ほどで無事入場完了。

何より先に目指したのは自販機。

並んでいる間も初夏の太陽光線が容赦なく降り注ぐ。

減ったLPを回復せねばならない。

NHKホールは1Fに自販機コーナーがある。

購入したパンフレットに目を通す。

やはり気になるのは演奏楽曲。

あえて事前に調べずに来たんだ。

うん、うん。

どれも好きな曲ばかり。

特に熱情の律動は大好きな曲の一つなので楽しみだ。

 

開演15分前になったので席に向かう。

改めてだが客層が落ち着いていると感じる。

開演を待っている間もぺちゃくちゃ毒を吐いている輩はいない。

14時になり定刻通り開演。

司会進行はペンギンズのノブオ氏。

気さくでユーモアのあるトークが場の空気をほぐしてくれた。

続いて河津氏・市川氏・伊藤氏が挨拶をし、ここからが本番。

いよいよ演奏、いや闘いの幕が開ける。

楽曲

どれも心に染みたものばかりだが特に印象的だったものを紹介する。

四魔貴族バトル1・2メドレー

ロマサガシリーズの中でも私がお気に入りの楽曲。

「バトル曲はね、演奏するの大変なんですよ…」

曲が始まる前にあった伊藤氏のコメントだ。

弦はまるで「乱れ突き」のように鋭く動き、打楽器は「削岩撃」のごとく力強く、パーカッションの奏者は「分身剣」かのように動き回る。

とにかく激しい。

それでいてどこか気品を感じさせるのがこの曲の好きなところなのだ。

熱情の律動

「アァ~ウェイアァ~」

曲が始まるとすぐに各所で手拍子が始まる。

それは次々に連携し一つの塊となった。

会場内が一体となったような感覚だったんだ。

曲が終わると手拍子は拍手喝采となり第1部は終了。

曲中、ヘルファイアとウインドカッターで次々に倒される味方の光景を思い出した人は私だけではないはずだ。

無念を晴らす刻(とき) and more…

オリジナルメドレー

「流し斬りが…完全に入ったのに…」

「ヴィクトール!」

「兄さん!」

シリーズ屈指の名場面が頭をよぎる。

子に先立たれる気持ちがどれほど辛いものなのか、親になって痛感する。

ルドン高原を思い出すなぁ~というほっこりプレイヤーもいたかもしれない。

曲は様相を変え七英雄バトルへ。

無念を晴らすとはこのことだったのか。

何となく察しはついていたがそれは野暮というもの。

メドレーはロマサガ1・2・3のラスボス曲へ進んでファイナルとなる。

アンコール

ロマサガテーマ曲。

これも大好きな楽曲。

木漏れ日を浴びながら散歩するときなんかは脳内で自動再生されるのはいつもこの曲だ。

腑に落ちる感覚というのはこういうことなんだと思う。

とても満足のいくコース料理を食べたあとで、期待通りのデザートが出てきた。

そんな感じだ。

最後に

ゲームをプレイすることは非生産的な行為だ。

どれほど時間をかけたとて、それを金銭で回収することはできない。

私はゲーム=悪という学校教育を受けて育ってきた世代だ。

なぜ悪なのか?

納得のいく説明をしてくれる大人は周囲にいなかったがゲームによって心が救われたことは多くある。

その中でもサガシリーズは嬉しいときも悲しいときも悩めるときも常にそばにあった。

妻とは別の意味で人生のパートナーと言える。

今回もサガという作品を通じてオーケストラという素晴らしいエンターテイメントがあることを教えてくれた。

「これからも頑張ります!」

終演時の河津氏のコメント。

私はこれからもサガを愛し続ける。

もし我が子が興味をもてば、ともに楽しむこともあるだろう。

父から子へ伝承法のように想いとともに受け継がれていくのだ。

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