【MAZDA TRANS AOYAMA訪問記】クルマ×アートを楽しむカフェ。

クルマ

2025年7月某日

いつの間にか梅雨明けした関東地方。

この日も晴天で猛暑日。

殺意を感じる天候の中、一軒のカフェに向かった。

MAZDA TRANS AOYAMA

この店は日本のカーメーカー、マツダの直営カフェだ。

過去にも何度か訪れたことがあり、近くに用事があった際には利用させてもらっている。

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店の目玉は定期的に変わる展示車両。

今回はぜひ見てみたいクルマが展示されていると知り再度訪問した。

時を超える美しさ

コスモスポーツプロトタイプ

その圧倒的なプロポーションに目と心を奪われる。

展示されている車両は1966年製

約60年経った今見てもまるで未来からきた乗り物みたいだ。

搭載されていたエンジンは2ローターのL10A量産試作型。

量産?試作?

どっちなの?という方へ

量産試作(PP:Pre-Production)とは、製品開発における試作の段階の一つで、量産を見据えて実際の量産品に近い部品や部材を用いて、少量(一般的に50~100台程度)を生産する工程です。これにより、量産移行前の最終的な品質や生産体制の検証を行い、量産時の問題発生を未然に防ぐことを目的とします。

引用:Google AI

淀みの無い流線ボディがとても美しい。

前後のクロームバンパーが華やか。

空気を切り裂くような力強さも感じる。

Cピラーにはローターを象ったエンブレム。

私が訪問したのは土曜日の朝10時前。

来客はまだ少なく、一通り写真を撮り終えてコーヒーを飲んでいるとぞくぞくと増える客足。

コスモスポーツ目当ての人が多かったようで皆興味津々で写真を撮っていた。

2階フロアへ初入場

店舗の2Fはアート&カフェスペースとなっている。

この日初めて入ることができた。

過去何度か訪れたことがあるがいずれも貸切で入れなかったのだ。

イベント開催で貸切になっていることがあるので事前にチェックするのがおすすめだ。

MAZDA TRANS AOYAMA|マツダ

現在展示されているのは青沼優介氏の作品。

これは綿毛を使ったアート。

スタッフ「珍しいでしょう。作るのに丸1日かかったそうですよ」

いや、1日で作れるんかい。

私なら一生かかっても作れない。

アートの中央に配置されたロードスター。

ソウルレッドクリスタルメタリックが鮮やかに輝く。

2Fもマツダファンのみならずクルマ好きを楽しませてくれる。

歴代マツダ車のミニカー

クルマのエンブレム

客席は広めに取られており、落ち着いた空間で一息つくには最適だ。

窓際の席からは青山通りが見える。

パッチアートのようなクルマが爆音で走り去って行った。

お客さん、ここはカフェですぜ

最後になったがドリンクやフードのオーダーについて。

1Fから店を入ってすぐ左側のカウンターで注文する。

現金不可なので注意。

各種キャッシュレスは対応しているので現金一筋の人以外は困らないと思う。

コーヒーはちゃんと美味しいし接客も丁寧だ。

オーダーした品を受け取ったあとは1Fでクルマを愛でながら飲食してもいいし、2Fのスペースでくつろぎながら楽しんでもいい。

クルマは美術品に成り得る

クルマなんて興味無い。

動けばなんでもいい。

安かろう悪かろうで結構。

そういう価値観もあるだろう。

どこまでいってもクルマは所詮機械。

鉄とアルミとプラスチックの塊だ。

だが真に美しいものは時を超えて人の心を惹きつける。

クルマという機械にはその力を宿す器を秘めているんだ。

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