息子は8月で2歳になった。
まだ会話によるコミュニケーションは取れないが言葉を発する頻度も増えてきた。
最近は青いつみ木を見て、「アオ!」という。
成長を感じられてとてもうれしい。
その一方で父は退化が止まらない。
風邪をひけば1週間は続くし、老眼の症状が表れ始めている。
あんなにガバガバ飲んでいた酒も、少量でも飲酒した次の日は体がだるく酒が残るようになった。
今回はそんな父と息子の育児奮闘記。
初めてのプール
自宅近所の公園には市営プールがある。
規模は小さいが大人用の25mプールと幼児用のプールの2種類に分かれている。
息子はまだオムツが取れていないので幼児用も入ることができない。
そんな子供向けに小さいビニールプールが用意されているのがありがたい。
初めての屋外プールで息子は興味深々。
水遊びは好きなようで水に恐れることなくパシャパシャ遊ぶ。
ビート板を渡すと水面を「バン、バン」たたいて、水面にすいー。

漂う様子がおもしろいようだ。
やがて好奇心とテンションを抑えきれずに頭からプールに突っ込んでしまった。

突然の出来事でびっくりした表情をしながらも楽しかったのか大爆笑。
びっくり⇔笑いを表現するのに忙しそうだ。
そんな感じで日々新しい発見とできることが増え毎日が楽しい。
遊びは学び
屋内で遊ばせるときは横浜市が運営している地区センターへ連れていくことが多い。
小規模だが図書スペースがある。
息子はアンパンマンの絵本がお気に入りだ。

プレイルームも併設されており、穴場スポットなのか空いているのがいい。
ほぼ貸し切り状態のこともある。
建物自体はやや古めで置いてあるおもちゃもアナログ。
だけど子供は創造力が豊かなので全く問題ない。

施設で一番気に入っている点は他の利用者とのコミュニケーション。
プレイルーム自体の大きさはそこまで広くないので部屋を開けると自然と視界に入る。
必然ではあるがお互いに挨拶を交わす。
大体利用する曜日と時間は決まっているので顔なじみになることもある。
とある日に利用したときは息子と同じくらいの男の子がお母さんと先に遊んでいた。
すると「いっしょに遊ぼう」とその男の子がウチの息子の手をつないでくれたんだ。
突然の出来事で息子は少し戸惑っていたがすぐに打ち解けていっしょに遊ぶ二人。
その時のことがとてもうれしかったのだろう。
別日に訪問した際、今度は息子が顔なじみ子の手をつないでいっしょに遊ぼうとしていた。
息子はまだ言葉によるコミュニケーションはとれない。
だから身振り手振りで意思表示をするしかない。

自分がしてもらってうれしかったことを今度はお友達にもしてあげたい。
そういう気持ちだったんだと思う。
少しぎごちない様子だったが、自分の気持ちを必死に伝えようとする様は見ていて微笑ましかった。
かけがえのない時間
親が子供に与えてあげられるのは名前と金ぐらいだ。
高校時代の友人がそう言っていた。
その他は全部親の自己満足。

確かにそうかもしれない。
自分が1歳や2歳の頃の記憶なんて全くない。
写真を見ても思い出すことはないだろう。
でも子供のうれしそうな顔を見ているとどうでもいいことのように感じる。
自分が20代の頃は結婚願望なんてコンマ1mmもなく、子供も欲しいとは思わなかった。
とにかく自分中心の生活だった。

自分がいかに楽しいか、快適か、欲求を満たせるか、そんなことばかり考えていた。
ところが今はどうだろう。
考えることは子供のことがほとんどで子供中心の生活になっている。

育児を通じで学んだことも多いし考え方も変わってきている。
いや、むしろ子供に育ててもらっていると言ってもいいくらいだ。
所詮は自己満足かもしれない。
それでも、これからも、充実した自己満足を増やしていく予定だ。
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