ホテルのランチビュッフェに行く。
それなりに非日常で、少しだけ背筋が伸びる時間だ。
以前訪れたヒルトン横浜「パレード」で、素晴らしい接客を受けたことがある。
▼そのときの記事

その体験が忘れられず、「またどこか別のホテルにも行ってみたい」と思うようになった。
妻と相談して選んだのが、ウェスティンホテル横浜。
正直に言えば、料理はある程度予想していた。
きっとどれも美味しいだろう、と。
だが今回、完全に想定外だったのは——
入口での出来事だった。
▼レストラン予約は、、、
料理より先に、心を掴まれた
エントランスに到着するとドアマンが満面の笑みで迎えてくれた。
ウェスティンホテル横浜の機械式パーキングはエントランスから少し歩く。
とはいえ1〜2分程度だ。
ただ、この日はあいにくの雨。
しかも0歳の次男を連れている。
一度ここで妻と子どもを降ろしていいかと尋ねると、
「もちろんです。よろしければ、あちらの平置きスペースにお停めください。今、三角コーンをどけますので」
——え?
なんで?
ここを利用するのは初めてだ。
身なりもクルマも、正直言って“場にふさわしい側”ではない。
ホテル利用者全体で格付けすれば、多分下から数えた方が早い。

これって後でサービス料込みでキッチリ請求されるやつか
それともこのドアマン、同じメガーヌR.S.に乗っているのか
12ビットの脳みそをレッドゾーンまで回したが答えは出ない。
結局、考えるのをやめて素直に甘えることにした。

「よきはからい」
レストランで食事を終え、会計の際に駐車料金について尋ねる。
「控えをエントランスの者にお見せください。それで結構でございます」
——どゆこと?

同じドアマンに声をかけ、レシートを見せようとした、その瞬間。
「ご丁寧にありがとうございます。またお待ちしております」
先に言われた。
駐車料金について改めて尋ねると、
「レストランをご利用のお客様には、無料で場所をご用意しております」
さらに続けて
「状況によっては機械式をご案内することもございますが、可能な限り“よきはからい”をさせていただいております」
その言葉が妙に印象に残った。
“よきはからい”。
マニュアル通りではなく、目の前の状況に合わせた判断。
その積み重ねが、あの自然な対応を生んでいるのだろう。

神対応、という言葉で片付けるのは簡単だ。
だが本質はもっと静かで、もっと深い。
気づけばこちらの背筋も、すっと伸びていた。
また来たいと思わせるのは、誰かの振る舞い
もちろん料理も素晴らしかった。
空間は落ち着いていて、快適に食事を楽しむことができた。
細かな点を見れば気になる部分もあったが、それでも全体としての満足度は高い。

——ただ、それ以上に残ったものがある。
「また来たい」
そう思わせたのは料理の味ではなかった。
誰に、どう迎えられたか。
どんな言葉をかけてもらったか。
タイパやコスパが重視される時代。
効率の良さや価格の納得感が価値の中心にあるのは間違いない。
それでも最後に記憶に残るのは、きっとこういう体験だ。
人が、人にしてくれたこと。
ウェスティンホテル横浜での体験は、当たり前のようでいて見過ごしがちなその事実に、あらためて気づかせてくれた。

店舗詳細
ウェスティンホテル横浜 パシフィック・テーブル
<所在地>〒220-0012 神奈川県横浜市西区 みなとみらい 4-2-8 3F
<TEL>0455770870
<ランチ営業時間>
平日 11:30~14:00
土日祝 ➀ 11:30~13:00 /➁ 13:30~15:00(各90分制)
<ランチ料金>
平日 大人 ¥6,950 お子様(4~12歳)¥3,475
土日祝 大人 ¥8,650 お子様(4~12歳)¥4,325
<HP>
インターナショナルビュッフェ パシフィック・テーブル | ウェスティンホテル横浜 | みなとみらい
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