人生一発逆転。
そんな都合のいい話はない。
あるとすれば、それはもう『カイジ』の世界だ。
いつの間にか増えている体重。
見覚えのないクレジットカードの請求額。
どれもこれも、過去の自分の積み重ねだ。
でも、逆に言えば。
今日から変えれば、未来はちゃんと変わる。
今回は、いわゆる氷河期世代の私が35歳で転職し、結婚し、子どもを授かるまでの話。
「もう遅い」と思っている人にこそ、読んでほしい。
就職できただけで勝ちだった時代
私はいわゆる氷河期世代だ。
周りには、何十社と履歴書を送り続けてもまったく相手にされない人がいた。
就職浪人も珍しくなかった。
時代が悪かった。
そう言えばそれまでだ。
でも一方で、本人の努力不足だったと言われれば、それもまた否定はできない。

そんな中、私は正社員として就職できた。
しかも希望していた業界。
だからこそ、こう思っていた。
「これ以上を望むのは贅沢なんじゃないか」
今思えば、それが一番の“呪い”だった。
13年働いて見えた現実
就職先は、とある中小企業。
業界ではそこそこ名前の通った会社だった。
ただし、待遇は別の話だ。
・初任給 手取り約19万円(2005年当時)
・サービス残業あり
・休日出勤も当たり前
13年働いて、最終的な手取りは約22万円。
退職するまでの期間で取得した有給休暇は、わずか2日だった。
裁量労働制という名のもと、働いても働かなくても給与は同じ。
当然、仕事は時間内に終わらない量だった。
役員のお気に入り一部の人を除き、同僚たちも同じ環境だった。
結婚して子どもを持つ同期もいたが、正直に言えば「自分を削って成り立っている家庭」に見えた。
離職率も高く、離婚する人も少なくなかった。

このままでいいのか?
何度も考えた。
それでも動けなかったのは、
「就職できただけでも恵まれている、さらに自分が望んだ業界だ」
という、過去に縛られた価値観だった。
一方、業務内容にやりがいを感じていたのもまた事実。
別に誰かが悪いわけではない。
今の基準で見ればかなりブラックな要素はあったが、「好きな業界で働いている」ということが私をさらに迷わせた。
転機は、元上司の一言だった
転機は突然だった。
元上司の懲戒解雇。
理由はパワハラだった。
かつて同じ部署で働いていたから、ある程度の状況は理解している。
パワハラを受けた社員の勤務態度は、正直手が出てもおかしくないレベルだった。
でも、暴力はアウトだ。
それは間違いない。
ただ、その処分には違和感があった。
その人は会社の中でも数少ない「上にNOと言える人間」だった。
経営陣としばしば対立があったのも知っている。
そう、”頃合い”が来たのだ。
だから思った。
「ああ、こうやって人は切られるんだな」と。

どれだけ実績があっても、関係ない。
一部の都合で、人生は簡単に崩れる。
その現実を目の前で見た。
「俺みたいになるな」から始まった転職
しばらくして、その元上司から連絡がきた。
内容はシンプルだった。
「俺みたいになるな」
そしてこう続いた。
「世の中は広い。ちゃんと見て、自分で選べ」

この一言が、すべてだった。
私は転職活動を始めた。
転職活動は、思っていたより甘くない
まずは転職エージェントに登録した。
求人を紹介してもらい、面接へ。
ここで最初の壁にぶつかる。
「あなたは何をしたいですか?」
私はこう答えた。
「結婚して、子どもを持てる家庭を築きたいです」
もちろん、不採用。
今なら分かる。
企業が聞きたいのはそこじゃない。

何社も応募した。
不採用の通知がくる度に考え直した。
・どんな人生にしたいのか
・そのために必要なものは何か
・今の自分にできることは何か
全部、逆算した。
戦略:エージェントは複数登録
転職エージェントは複数使った。
理由は、
・扱っている求人が違う
・担当者の質が違う
からだ。
正直に言うと「この人、成約しか見てないな」と思う担当者もいた。
逆に「ちゃんと話を聞いてくれる人」もいた。
もし合わないと感じたら、変えてもいい。
転職は人生に関わる。
遠慮する必要はない。

35歳の転職で得たもの
いろんな人の助けを借りて、転職できた。
1年以上かかった。
もういいかな、と思うことだって何度もあった。
でも、諦めなかった。
年収はおよそ2倍になった。
有給休暇も年20日取れるようになった。
自分と向き合う余裕ができた。

結果として、
・結婚できた
・子どもができた
・毎日が幸せだと思えるようになった
決して富裕層なんかじゃない。
マス層のままだ。
でも、「この人生でよかった」と胸を張って言える。

過去の自分へ、そして今のあなたへ
過去の自分に言いたい。
「あのとき、よく一歩を踏み出したな」
怖かったし、不安だった。
それでも動いたから、今がある。
35歳の転職。
遅いなんてことはない。
むしろ、ここから。
さぁ、次はあなたの番だ。

最後に
もし今、
・今の生活に不安感がある
・このままでいいのか迷っている
そう思っているなら、
まずは「情報を知ること」からでいいと思う。
私自身もそうだったが、転職エージェントに登録することで
・自分の市場価値
・選べる選択肢
が初めて見える。
無料で使えるので、合う・合わないを含めて試してみる価値はある。
※私は複数登録して比較した。これが正解だったと思っている。

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