とある平日の昼休み。
後輩のN君が声をかけてきた。
「あの、クルマのことで相談が……」
またお前か。今度は何だ?
彼からは何度かクルマの買い替えやタイヤ交換を安く済ませる方法などの相談を受けてきたが、未だ実行されていない。
▼後輩N君の相談シリーズ


今度もどうせ話だけ聞いて終わりだろう。
とはいえ、同じ職場で働いているのも何かの縁。
相談くらいは乗ってあげようじゃないか。
「今、クルマの任意保険に入っているんですけど、別にいらないかなーって」
「クルマを買った時に販売店から勧められて入ったんすけど、正直いつ使うんだろうと」
「この前、Youtubeで資産形成の動画を見たら固定費の見直しが大事って言ってたし」
「ちょっと擦ったぐらいはあるけど、大きな事故とかしたことないし大丈夫かなーって」
「今度はマジっす。資産形成して目指せFIREっす」
……そこに直れ。
色々修正せねばならんようだな。
任意保険は絶対入れ
まず、結論からいく。
任意保険は必ず入れ。
入れないのであれば、公道に出るな。
厳しい言い方に聞こえるかもしれない。
だが、事故を起こした時に人生ごと吹き飛ぶ可能性がある上、これは最低限のマナーだ。
極論じゃない。
至極真っ当な話だ。

N君のように
「自賠責に入っているんだから最悪大丈夫でしょ」
と思っている人は意外と多い。
だが、その認識には少々危険な部分がある。
まず、自賠責保険は対人にしか適用されない。
例えば、前方不注意で相手のクルマにぶつけてしまいました。
なんて場合は当然対象外だ。
ロールスロイスやマイバッハにオカマをほった場合を想像したことがあるか?

最近は高級車だけでなく安全装備の塊みたいなクルマも増えた。
バンパー交換だけで数十万円なんて話も珍しくない。
さらに対人補償にも金額の上限がある。
詳しくは下の表を参考にしてほしいが、死亡させた場合でも補償額は最大3,000万円だ。
| 損害内容 | 支払限度額 |
|---|---|
| 傷害 | 120万円 |
| 後遺障害 | 最大4,000万円 |
| 死亡 | 3,000万円 |
「自分だけは絶対に轢かれない」
という謎の自信に満ちた自転車や電動キックボードをたまに見かける。
そんな脳みそが金◯に入っているような輩が運転する電動キックボードと接触し、打ちどころが悪くそのままご臨終させたとしても保険で適用されるのは3,000万円。それ以上は自腹だ。

逆に自分の家族が被害者となった場合、最悪3,000万円で納得できるかい?
じゃあ、自賠責保険の範囲をもっと手厚くしろよと言いたくなるだろうが、国の制度なのでこれに文句を言ってもしょうがない。
自賠責保険に限らず、社会の歪んだ仕組みというのは多々ある。
だからクルマの場合は任意保険に入って、万が一に備えるんだ。
今の保険を見直すのは賛成
とはいえ、固定費を下げたいという考え方には大いに賛成だ。
自分が今入っている保険の内容をきちんと把握すれば、何が必要で何が不要か見えてくる。
だけど保険内容をしっかり見るのは少し面倒。難しい事項もあるしね。

そういう場合は、今と同じ保険内容で他に安い保険会社が無いかを調べるのも手だ。
具体的には下記のような一括見積もりサービスを利用する。
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まずは今と同じ条件で見積もりを取ってみて、最安値の保険会社に乗り換える。
この方法なら、ひとまず悩まずに済むだろう。
先に述べた補償内容の見直しは、その後じっくり考えればいい。
まとめ
ここまで説明したところでN君から
(保険会社の回し者ですか?)
という顔をされた。
だが、自分が言いたいのは保険料をたくさん払えという話ではない。
むしろ保険料は安いに越したことはない。
ただ、クルマの任意保険は必ず入れ。
何より自分の人生を守るためだ。
資産形成の種銭欲しさに、万が一のときに大金を失うなんて目も当てられん。
とはいえ、固定費の見直しはとても大切なことだと思う。
さぁ、N君よ。
FIRE成就を応援しているぞ。

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