「今日が一番若い日」
何かを始めるのに遅すぎることなんてない。
そんな言葉を、一度は耳にしたことがあると思う。
その言葉に、おせっかいを承知でもう一言だけ付け加えるなら──早く始めるに越したことはない。
日々の生活で実感すること
職場で「この人、仕事ができるな」と感じる人がいる。
そういう人は、納期ギリギリで動くことはまずない。
タスクを与えられたら即行動。
次にこういう展開になりそうだから今のうちに調べておこう。
関係者には先に共有しておこう。
そんなふうに、何手も先を読んで動いている。
一方の私はポンコツ原人なので、その様子を窓側の席で鼻をほじりながら眺めているだけだ。
だからこそ思う。
早く始めることには、それだけで大きな価値がある。
たとえばオータニ選手。
野球を始めたのは8歳ごろで、今では30代。約24年間、一流の環境で努力を積み重ねてきた。
もちろん、8歳から始めた全員がオータニ選手になれるわけではない。
でも、同じ人が30歳から野球を始めるのと比べれば、積み重ねられる経験や成長の差は計り知れない。
時間は、誰にとっても大きな武器になる。
あと10年若かったらと思うこと
あと10年若かったらなぁ。
そう感じることがある。
それは育児だ。
長男は現在3歳。
次男も今年で1歳になり、毎日すくすく成長している。

妻と育児を分担していることもあり、次男は妻と過ごす時間が多く、長男は私と一緒にいることが多い。
寝るのも一緒だ。
その長男、最近はますます体力がついてきたのか、なかなか寝てくれない。
「まだ遊ブ!」
結局、夜10時を過ぎることもしばしば。
そして朝は5時前には起床。
長男は約7時間で100%充電完了。
「今日もいい日だ!さぁ遊ぶぞ!」
一方の父は、加齢による中途覚醒で夜中の2時頃に目が覚め、そのままぼんやり朝を迎える。
疲れていて眠りたいのに眠れない。
自分で書いていても、何を言っているのかよく分からない状況。
ここ数年バッテリー残量100%で目覚めたことなどない。
朝の時点でバッテリー残量は45%くらいだ。
そこから仕事をして、保育園へ迎えに行き、お風呂、夕飯、そしてまた夜が来る。
だが、もし「人生をかけてやりたいことを一つ挙げてください」と聞かれたら、私は迷わず育児と答える。

子ども優先の毎日は、とても充実している。
だからこそ思う。
あと10年若かったら、もう少し踏ん張れたかな、と。
それでも、今が一番若い
ただ、この10年で得たものも確かにある。
10年前の私は、
「結婚できないのは年収が低いから。」
「転職できないのは時間がないから。」
そんなふうに、できない理由ばかり探していた。
誰かのせいにして、自分から一歩踏み出すことを諦めていた。
今振り返れば、どこかに「自分は悪くない」という他責思考があったのだと思う。
あの頃の自分は、年齢ではなく考え方が足かせになっていた。
この10年で、それは少し変わった。

ストレートの球速は確かに落ちた。
でも、その代わりに変化球を覚えた。
ものすごく自己肯定的に言えば、そんな感じだ。
精度はさておき。
昔はホームランしか狙っていなかった。
でも今は、送りバントや盗塁という勝ち方も知っている。
自己啓発も、転職も、婚活も、育児も。
始めるなら早い方がいい。
それは間違いない。
「今さら遅い」と決めつけて、一歩踏み出さない理由にしてしまうのは、もったいない。
何かを始めるのに遅すぎることなんてない。
でも、始めるなら早いに越したこともない。
だから、
明日からじゃない。
今からなんだ。
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