日々生活していると、うまくいかないことやトラブルに出くわすことがある。
そんなとき、人の思考は大きく「自責思考」と「他責思考」に分かれる。
自責思考とは、「自分にできたことはなかったか?」と考える姿勢のことだ。
一方の他責思考は、「自分は悪くない。誰かのせいだ」と結論づける思考である。
この二つ、どちらの思考を選ぶかで人生への影響はかなり大きい。
前に進むための視点
自責思考という言葉を聞くと、「全部自分の責任だ」と抱え込むイメージを持つ人もいる。
だが本来はそうじゃない。
大切なのは「自分にもできたことはなかったか?」と一度立ち止まって考えることだ。

例えば仕事でミスが起きたとき。
「上司の指示が悪かった」と考えることもできる。
だが自責思考の人はこう考える。
「確認をもう一度すれば防げたかもしれない」
この視点があるだけで次に同じことが起きる確率はぐっと下がる。
つまり自責思考は未来の失敗を減らし、前に進むための思考でもある。
他責思考は一瞬ラクだが成長は止まる
他責思考は正直ラクだ。
自分は悪くないと結論づければ反省する必要がないからだ。
しかし問題はそこで思考が止まることにある。

例えば育児でも仕事でも、責任の所在というものは確かに存在する。
子どもの教育は親の責任だし、経験の浅い社員を育てるのは先輩や管理職の役割だ。
だからすべてを自分の責任にする必要はない。
ただ、「自分は悪くない」で終わってしまうと、そこから得られる学びはゼロだ。
そしてその差は、数年後に大きな差になる。
大事なのは“少しだけ自分を見る”こと
自責思考というのは、何も人生を背負い込む覚悟の話ではない。
ほんの少しだけ自分に矢印を向けることだ。
「自分にもできたことはなかったか?」
この問いを持つだけで、人は少しずつ前に進める。
逆に言えば、それだけの違いで人生の方向は変わる。

時間は有限。
決して取り戻すことのできない、かけがえのないものだ。
人生は長いようで短い。
だからこそ、思考の向きはできるだけ前に向けておくことを意識している。

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